2008年11月24日月曜日

さあ才能に目覚めよう(日本経済新聞出版社)

著者:マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン 翻訳:田口俊樹 出版社:日本経済新聞出版社 発行年:2001年 評価:☆☆☆
 2001年発行から入手した2008年版まではなんと23刷。ストレングス・ファインダーという独特のウェブコンテンツへのアクセスもこの本を購入すると可能になる。人間の才能はそれぞれ個人によって異なるので異なる才能に応じて戦略を立てて強みに特化した方向でライフストラテジーを組み立てていく方策を提唱。資源を効率よく運用していくのには弱点よりも「強み」に特化していくべきというのがこの本のスタイルで、さらに人間の「強み」をいくつかのパターンに分類。それぞれのパターンの「運用方法」について示唆を与えてくれている。強みを確立するシステマチックなプロセスとは何か…と経営学の立場から二人の学者が提案してくれており、自己評価で勝手に闇雲にライフストラテジを展開するよりも合理的な展開方法が可能になりそうだ。才能と知識と技術の組み合わせをより合理的にしていくのにはどうすればよいか…あだれもが悩む問題に一つのヒントを与えてくれる本かもしれない。ただ個人的にはあまりこうしたパフォーマンス管理といった手法は好きではなく、アカウントも与えられたがストレングスファインダーにはまだアクセスしていないまま。知識経済に生きていくのに弱点を気にしないでもいい…というわけにもいかないのではないかという考え方もあるだろうし、この本は人によって好き嫌いが分かれそうだ。ちなみに私はあまり「好きではない」という立場…

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