タイトルに期待して購入したのだが、かなりの大ハズレ作品。会社に遅刻してきたときの言い訳とか、自信まんまんで告白したときにふられて言い訳するとかシチュエーションはいろいろ設定されてあるのだが、どれも使えないのが問題。こういう「大全」というからにはバリエーションをもっと設定して、いろいろな職種で応用可能な可変性がないといけないのだが、それがない。もともと証券会社に勤めながら、芸能活動を続け、現在もなおM永製菓で広告宣伝をしているというキャラクターの著者。正直、通常のビジネスパーソンと比較するとかなり特殊な道筋をたどっているわけで、「言い訳」するシチュエーションにバラエティが乏しいのはまあ仕方がないのかもしれない。一応、「実録」となっているわけだし。でもまあ、もう少しひねりを効かせないと、ビジネスパーソンとしても芸能人としても社会人としてもどっちつかずの中途半端になる可能性が「やや」見えてきたようにも思える。いろいろなジャンルに手を伸ばすのは試行錯誤の意欲の現われで高い評価をするべきだと思うのだが、なんだかこのエッセイもいまひとつ中途半端なのが惜しいなあ…。結局、「安全地帯」にいるということは間違いがなく、どうせやるなら、もう少しリスキーな「技」を各方面で見せて欲しいものだ。前に務めていた証券会社も結局リスクを察してか、日用品中心の安全なメーカーに転職したわけだし、過激そうにみえて「セーフティネット」の中にいる…ように見えてしまうあたりが、この著者の伸び悩みの原因かもしれない。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2008年10月6日月曜日
実録 現役サラリーマン言い訳大全(幻冬舎)
タイトルに期待して購入したのだが、かなりの大ハズレ作品。会社に遅刻してきたときの言い訳とか、自信まんまんで告白したときにふられて言い訳するとかシチュエーションはいろいろ設定されてあるのだが、どれも使えないのが問題。こういう「大全」というからにはバリエーションをもっと設定して、いろいろな職種で応用可能な可変性がないといけないのだが、それがない。もともと証券会社に勤めながら、芸能活動を続け、現在もなおM永製菓で広告宣伝をしているというキャラクターの著者。正直、通常のビジネスパーソンと比較するとかなり特殊な道筋をたどっているわけで、「言い訳」するシチュエーションにバラエティが乏しいのはまあ仕方がないのかもしれない。一応、「実録」となっているわけだし。でもまあ、もう少しひねりを効かせないと、ビジネスパーソンとしても芸能人としても社会人としてもどっちつかずの中途半端になる可能性が「やや」見えてきたようにも思える。いろいろなジャンルに手を伸ばすのは試行錯誤の意欲の現われで高い評価をするべきだと思うのだが、なんだかこのエッセイもいまひとつ中途半端なのが惜しいなあ…。結局、「安全地帯」にいるということは間違いがなく、どうせやるなら、もう少しリスキーな「技」を各方面で見せて欲しいものだ。前に務めていた証券会社も結局リスクを察してか、日用品中心の安全なメーカーに転職したわけだし、過激そうにみえて「セーフティネット」の中にいる…ように見えてしまうあたりが、この著者の伸び悩みの原因かもしれない。
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