この本は北海道の「栃木」という場所から始まる。栃木から最北端に開拓民として移動した方々の苦難の生活を支えたのがこのジャガイモ。宇都宮市には二荒山神社というかなり由来のある神社があるが、その御分霊を受けた栃木神社もある。自分自身もこの二荒山神社には行ったことがあるが、身近な話から足尾銅山鉱毒事件と北海道への移動、インカ帝国、ヨーロッパへの普及、フリードリッヒ2世とジャガイモ、ナポレオンとジャガイモなど思いもかけぬジャガイモのエピソードが展開される。宮沢賢治、満州開拓民と世界史と日本史を一周して現在にまた戻ってくる。著者は新聞記者出身ということでとにかく文章や紹介されているエピソードが面白い。世界史と現代をリンクさせてくれているのでジャガイモがいかに現代の生活に影響を及ぼしているのかもすっきり面白く理解できる。写真や地図も適宜掲載されているので地名がやや複雑になっても理解に困らないように配慮されているほか、ヨーロッパとジャガイモのところでは簡単な年表も付されている。面白い。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2009年6月7日日曜日
ジャガイモの世界史(中央公論新社)
この本は北海道の「栃木」という場所から始まる。栃木から最北端に開拓民として移動した方々の苦難の生活を支えたのがこのジャガイモ。宇都宮市には二荒山神社というかなり由来のある神社があるが、その御分霊を受けた栃木神社もある。自分自身もこの二荒山神社には行ったことがあるが、身近な話から足尾銅山鉱毒事件と北海道への移動、インカ帝国、ヨーロッパへの普及、フリードリッヒ2世とジャガイモ、ナポレオンとジャガイモなど思いもかけぬジャガイモのエピソードが展開される。宮沢賢治、満州開拓民と世界史と日本史を一周して現在にまた戻ってくる。著者は新聞記者出身ということでとにかく文章や紹介されているエピソードが面白い。世界史と現代をリンクさせてくれているのでジャガイモがいかに現代の生活に影響を及ぼしているのかもすっきり面白く理解できる。写真や地図も適宜掲載されているので地名がやや複雑になっても理解に困らないように配慮されているほか、ヨーロッパとジャガイモのところでは簡単な年表も付されている。面白い。
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