2008年9月4日木曜日

通勤時間「超」活用術(三笠書房)

著者名:久恒啓一 出版社:三笠書房 発行年:2008年 評価:☆☆
 ブログを自分のデータベースとして使え,という指摘にはっとする思いがする。おそらく無意識のうちに自分自身でgoogleのブログは自分のデータベースにしてしまい,派生的にアクセスしてくれる人が少しでもいれば…という発想で現在,映画や読書,勉強日誌などを展開しているが,これはすべてデータベースを自分流に構築しているに過ぎない。手帳で全体を把握して,デジタルツールでさらに細かい状態を把握するという使い分けも無意識にしていたことだが,あらためて書籍で指摘されるとかなり確信的に実行できる。実際,手帳にはおおまかな予定しか書き込んでいないわけだが,デジタルツールにはより詳細なデータを記録している。ツールをそろえる資金は「投資」と考えるべきという指摘も正しい。メモパッドやノートパッドはかなり高価なものが多いが,確かにアシュホードのメモパッド1万8000円を購入して使うと,その威力と便利さ,頑丈さは安いメモパッドをしのぐ強い効果をもたらす。電子辞書やIPODなどにも同じことがいえるだろう。少しでも強力な知的財産武装をするための投資,しかも通勤電車の中でも利用可能なツールの投資はかなり重要だ。タイトルは「通勤時間」となっているが,実際には「スキマ時間」をいかに効率的に利用していくべきかといった指南書籍になっている。ハンディサイズで内容は即日利用可能な文庫本だ。

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