奥田英朗というと「邪魔」「最悪」のデビューしたてのころ,その作風が話題となり,さっそく購入。その後実は「奥田ワールド」から遠ざかっていたのだが久方ぶりに手にとってみればずいぶん「邪魔」や「最悪」とは違う作風に…。文庫本が2006年3月10日発行で入手したのは2008年3月1日13刷というもの。単行本でも話題になった書籍だと思われるが,大病院の神経科を舞台にしたミステリーというよりもコメディタッチの人間模様。謎の精神科医「伊良部」がプール依存症の編集者,持続勃起症の営業マンなど現代の職種のさまざまな職業の人間を「独自の治療法」で「治療」(?)。大人気のなさと図々しさ,さらに「親の七光り」を武器にして看護師マユミとタッグを組んで,あざやかに治療をこなしていく短編集。「フレンズ」と題した作品がやや不気味。一日に何百通もの携帯メールを発信する男が主人公だが,こんな人,実際の電車の中にもけっこうな「数」いそうな…。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2008年9月15日月曜日
イン・ザ・プール〈文藝春秋)
奥田英朗というと「邪魔」「最悪」のデビューしたてのころ,その作風が話題となり,さっそく購入。その後実は「奥田ワールド」から遠ざかっていたのだが久方ぶりに手にとってみればずいぶん「邪魔」や「最悪」とは違う作風に…。文庫本が2006年3月10日発行で入手したのは2008年3月1日13刷というもの。単行本でも話題になった書籍だと思われるが,大病院の神経科を舞台にしたミステリーというよりもコメディタッチの人間模様。謎の精神科医「伊良部」がプール依存症の編集者,持続勃起症の営業マンなど現代の職種のさまざまな職業の人間を「独自の治療法」で「治療」(?)。大人気のなさと図々しさ,さらに「親の七光り」を武器にして看護師マユミとタッグを組んで,あざやかに治療をこなしていく短編集。「フレンズ」と題した作品がやや不気味。一日に何百通もの携帯メールを発信する男が主人公だが,こんな人,実際の電車の中にもけっこうな「数」いそうな…。
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