2012年11月14日水曜日

重原佐千子の驚速!電卓速打ちテクニック&トレーニング(インターブックス)

著者:重原佐千子 出版社:インターブックス 発行年:2010年 本体価格:1360円
 昔ビッグカメラの書店でカシオの電卓とともに販売されていた本を即購入。その後積ん読だったのを業務の関係で至急読むことに。
 テクニカルな話だけかな、と思いきや姿勢や心構えなど意外に(?)基本的なことを重視。この著者、とてつもない計算能力や数字感覚をもってらっしゃるのはテレビなどで見たことがあるが、そのバックボーンはやはり手先のテクニックではなく、基礎・基本の重視にあったようだ。
 日常生活でわりと使う電卓だが、メモリーキーやGT機能などを適切に用いると、わりと事務処理が効率的にすすむことが多い(メモリー機能を使わずに電卓を使うのはある意味もったいない)。この本にはGT(グランドトータル)の練習問題や使い方などが掲載されているので、原価計算などで変動費率と固定費率を計算したあとに合計比率を算定する場合などにはけっこう使えるテクニックものっている。ただそうしたテクニカルさはあまり著者が好んでいないのは明らかで、「電卓にも礼儀を」という一文のほうが個人的にも心に残る。パソコンの操作と同じで個々の機能はまあ1回記憶してしまえば、なんとかそれなりに使えてそれなりに効果もでる(短期的には)。ただ長期的に「電卓」(であれなんであれ)の操作に習熟しようとするのであれば電卓に対する「礼儀」や丁寧な扱い方みたいなものが大事になるのだろう。この本、なんと裏見返しに「お守り」なども付属。

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