三大宗教の「大まかな違い」について知りたいが、かといってあまり大きな専門書籍まで読みたくないなあ…という読者向けのかなりコンパクトに要約してくれた文庫本。この手の本の中ではかなり内容も優れており、年表、図式化さらには地図なども豊富に掲載されている。参考文献が220ページに掲載されているが、この本でもっと深く知りたい内容がでてくればこの参考文献にあたっていけばいいという道筋もできあがる。「ジハードとテロリズム」(PHP研究所)なども読んでみたくなったし、マホメッド自身が商人で、さらには商業や交易、貿易と通じてイスラム教が伝播していったプロセスというのも面白い。「ヨハネの黙示録」の扱いも適切で、新約聖書の中では唯一の預言書だが、ホラー映画などでその一文などがおどろおどろしく使われるのに対してかなり冷静な記述で好感が持てる。いわゆる外典については参考程度にしか記述されていないが、もしそれをやると「ダビンチコード」並みの厚さになってしまうので、キリスト教の紹介にしてもかなり分量も内容も適度といえるだろう。詳細はもちろん専門書籍だが、本当にハンディにいろいろ確認しようかな、というときには資料としても使える文庫本ではなかろうか。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2009年3月31日火曜日
常識として知っておきたい世界の三大宗教(河出書房新社)
三大宗教の「大まかな違い」について知りたいが、かといってあまり大きな専門書籍まで読みたくないなあ…という読者向けのかなりコンパクトに要約してくれた文庫本。この手の本の中ではかなり内容も優れており、年表、図式化さらには地図なども豊富に掲載されている。参考文献が220ページに掲載されているが、この本でもっと深く知りたい内容がでてくればこの参考文献にあたっていけばいいという道筋もできあがる。「ジハードとテロリズム」(PHP研究所)なども読んでみたくなったし、マホメッド自身が商人で、さらには商業や交易、貿易と通じてイスラム教が伝播していったプロセスというのも面白い。「ヨハネの黙示録」の扱いも適切で、新約聖書の中では唯一の預言書だが、ホラー映画などでその一文などがおどろおどろしく使われるのに対してかなり冷静な記述で好感が持てる。いわゆる外典については参考程度にしか記述されていないが、もしそれをやると「ダビンチコード」並みの厚さになってしまうので、キリスト教の紹介にしてもかなり分量も内容も適度といえるだろう。詳細はもちろん専門書籍だが、本当にハンディにいろいろ確認しようかな、というときには資料としても使える文庫本ではなかろうか。
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