著者:吉本佳生 出版社:PHP研究所 発行年:2011年 本体価格:800円
エクセルのグラフ作成機能(グラフウィザード)は非常に便利な機能だが、使っていると想像以上に極端な円グラフや折れ線グラフが出来上がる。実際以上に「傾向」がデザインされて打ち出されてくるので数字の実態以上に極端な結論に結びつきかねないリスクもある。この本ではエクセルのそうした機能に惑わされずに、グラフの縦軸や横軸を自分で設定して手間暇かけてグラフを作成するとともに、統計用語の定義に厳密に立脚して数字を分析していこうという「原点」が説かれる。「対数グラフ」がなぜ重要なのかも変化率の説明や見方とともに紹介されており、実践性が極めて高い。企画した商品の売れ行きや在庫予測などだいたいのビジネスパーソンはエクセルを使うことがもはや必須の時代だが、このエクセル、使い方を間違えるととんでもない結論にも結びつきかねない。特になんらかの平均や金額ベースの分析をおこなうことのリスクが丁寧に解説されており、読んだあとすぐに実行できるのが便利。縦書きの本なので数式はまったく出てこないのだが、多少は数式を出しての説明があっても良かったのかも。この本はどうも日本を代表するT自動車の研修などでもテキストとして用いられた模様。
エクセルのグラフ作成機能(グラフウィザード)は非常に便利な機能だが、使っていると想像以上に極端な円グラフや折れ線グラフが出来上がる。実際以上に「傾向」がデザインされて打ち出されてくるので数字の実態以上に極端な結論に結びつきかねないリスクもある。この本ではエクセルのそうした機能に惑わされずに、グラフの縦軸や横軸を自分で設定して手間暇かけてグラフを作成するとともに、統計用語の定義に厳密に立脚して数字を分析していこうという「原点」が説かれる。「対数グラフ」がなぜ重要なのかも変化率の説明や見方とともに紹介されており、実践性が極めて高い。企画した商品の売れ行きや在庫予測などだいたいのビジネスパーソンはエクセルを使うことがもはや必須の時代だが、このエクセル、使い方を間違えるととんでもない結論にも結びつきかねない。特になんらかの平均や金額ベースの分析をおこなうことのリスクが丁寧に解説されており、読んだあとすぐに実行できるのが便利。縦書きの本なので数式はまったく出てこないのだが、多少は数式を出しての説明があっても良かったのかも。この本はどうも日本を代表するT自動車の研修などでもテキストとして用いられた模様。
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