かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2008年4月8日火曜日
やんごとなき姫君たちの饗宴(角川書店)
著者名;桐生操 出版社:角川書店 発行年:2005年
ヨーロッパの北部、特にイタリアの商人は地中海を舞台にして香辛料や宝石、絹織物などのあまりかさばらない奢侈品を貿易していたのに対して、北欧は木材、小麦、ビールなど重くてかさばる生活必需品を貿易していた…という指摘が24ページにあり、なるほどと思う。とりわけ香辛料の高価さは…というソロモン王のエピソードを紹介するくだりに書かれている指摘だが、アラブ人が貿易を独占したいため、シナモンなどが非常に入手しにくい状態だったようだ。食物に関するエピソードを集めた文庫本ということで、ルイ16世が処刑される当日に食べたメニューも紹介されている。カツレツ5枚、ローストチキン1切れ、葡萄酒3杯というものだったらしいが、国王にふさわしい最後の様子がつとに有名なルイ16世。処刑の日によく食欲がでたものだ…。さらに英国のティータイムの紹介やティータイムに「小さな花」を食卓においてみるといった提案なども紹介。グルメのみならず日常の食事も楽しくなるようなエピソードがいっぱい。巻末の参考文献一覧も見ていて楽しい。
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