2008年6月29日日曜日

A4一枚勉強法(日本実業出版社)

著者名:三木雄信 出版社:日本実業出版社 発行年:2008年
評価:☆☆
 A4サイズがいろいろ応用可能なサイズというのは同感。目標を設定して副次目標をブレイクダウンするとか,この当たりは他のビジネス書籍でも紹介されているし一般的な方法だと思うがこれをA4と断定してオリジナルの書式を読者のみダウンロード可能にするというあたりが特典かな。人間の脳は大まかな情報を俯瞰してから詳細な情報を入手して理解するというあたりも同感。読書計画シートなどは本来,大きな説明をしている本から読み進めればそれにこしたことはもちろんないのだが,そうなると読書録を作成する以前に一定程度その分野の本を読んでおく必要性があることになる。それは少々面倒だ。
plan/do/seeという3段階で考えると,おそらく小さな目標ほどこの三段方式は役に立つ。だが人生計画とか大きなプロジェクトになればなるほど,seeなどはもちろんできないので,見込みの部分を残しつつ,その場その場でざっくり判断しなくてはならないのもまた事実。大まかな指針を心の中で立てたあとは適時に修正を加えていくのがベストでその限りにおいては別にA4サイズにこだわりすぎてもいけないのでは…というのが読後感。この本ではネットカフェやレンタルデスク,勉強特性(実務と勉強の関連付け)といったA4シートとは違う部分のノウハウのほうが面白い。

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