2008年3月18日火曜日

絶妙な「整理」の技術(明日香出版)

 「整理」「整頓」とはいっても何かいい方法はないかと常々考えている昨今、手軽に読んですぐに役立つ本はなかなか少ない。216ページにわたって、整理の方法が説明されているのだが、図が入っているのでその中から自分に仕えそうなスキルを取り出していくしかない。「使ったら元に戻す」というのは最近になって「結構使える」と実感。使いっぱなしだと本当に文房具などは場所を忘れてしまう。フローとストックに分けて道具や情報を分類して、フローは時間別、ストックはテーマ別に分類するというはなかなか…。会議やウェブなどで得た情報はフローだが、ためるんだったらテーマ別。たしかに1年、2年たったら時間軸ではなくてテーマで検索できるようにしておかないとまずいしなあ。で、まあ、いろいろとノウハウは紹介されているのだが、結局読み終わった感想としては、「人それぞれ」としかいいようがない。個人的には野口悠紀夫教授の「超整理法」をメインにしてA4サイズですべて保管し、そのファイルのうち重要と思われるものをクリアリーフにいれて整理していく方式をとっているが、A4に規格を統一して、クリアフォルダもA4で保管して逐次整理していくというのが一番あっている。ただしこれも人それぞれだろうから、最終的にはインプットしたものをどれだけアウトプットにまわせたか…がポイントになるのだろう。(信じがたいがすべての書類をスキャンして全部パソコンに入れてしまうという人もいるわけだし…)。

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