2008年3月16日日曜日

ハリウッド・セレブ(学習研究社)


著者名:千歳香奈子 出版社:学習研究社 発行年:2008年
 「お騒がせセレブ」としてまずパリス・ヒルトン、リンジー・ローハン、ブリトニー・スピアーズらが取り上げられる。パリス・ヒルトンの場合には日本の夕方のテレビのニュースでも報道されたりしたが、リンジー・ローハンもたまにyahooのトップニュースでみかけたりする。昔は「キネマ旬報」などの記事をせっせと読まなくてはならない記事もあったがウェブで英米の俳優の情報も入ってくるようになったのは便利。さらにこうして新書サイズでまとめてくれると情報が整理されてわかりやすい。パリス・ヒルトンの流出したとされる「動画」は、活字になるよりも動画そのもののほうが流出して日本に来ていたような記憶も…。
 映画出演料ランキングも25ページに記載されており、これも興味深い。ジュリア・リバーツをリース・ウィザースプーンが抜いたとか、アンソニー・ホプキンスよりアダム・サンドラーの出演料のほうが高いとかいろいろ面白い数値が並ぶ。どうしても「話題性」が優先される中、アンジョリーナ・ジョリーの国連難民への取り組みやレオナルド・ディカプリオの環境問題への取り組みも紹介されると同時に、大好きなフランシス・マクドーマンドの整形に対するコメント「老いていくことを恐れて整形してはいけない。このまま10年たてば54歳の役を独占できる」(226ページ)などが紹介されているのも嬉しい。日本のニュースでもその不審な死が報道されたアンナ・ニコル・スミスについても追加情報が125ページから紹介されている。推定16億ドル…というと円高が進んだ現在で100円換算して1600億の遺産をめぐる不可思議な出来事…。「セレブ」という呼称が含む範囲がきわめて広いのと、やっぱり話題性がないと「セレブ」とはいえないあたりが微妙に面白い用語だ。そのあたりは「セレブとはいいにくくなている例」としてあげられているケビン・コスナーやシルベスタ・スタローンのエピソードが印象深い(227ページ)

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