2007年12月17日月曜日

野球は頭でするもんだ!

著者名;野村克也 発行年(西暦);1993 出版社;朝日新聞社
 ある種の管理野球の元祖がこの野村克也氏だが自分から「貧乏性」というあたりは、したたかなプロ根性をみる。ヤクルトや阪神の選手からすれば煙たい存在だったと思うが、ともすれば「技術」中心に陥る可能性があったプロ野球の楽しみ方やゲームの作り方などを確立した第一人者として歴史に名前を刻む人だろう。
 「未来の予測はできないが粗筋は書ける」という情報野球の真髄は、近代野球の基礎でもある。おそらくはさしたる能力もなかった野村氏がプロとして成績を残していくプロセスには凡才が凡才としての力量をいかに発揮していくかというノウハウがつめこめられていると思う。野球でいうトレードが転職なのだろうし、二軍オチというのがいわゆる窓際族というものだろう。
 人生の生き方までも野球から盗み取るこの貪欲さを自分も持ちたいものだ。

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