隠れたロングかつベストセラー。そして脳の仕組みから効率的な勉強法を考えていく本としては定価714円のこの本がベストといえるだろう。これまで色々な脳関係の本を読んでいたが、この本にエッセンスが詰まっているため一部の書籍を除いて処分することにした。それぐらい短くて、しかも内容が濃い本である。脳の長期増強を図るには「繰り返し」しかないという断定が好ましい。つまり復習を何度もすることが最大の学習効果を得る手段ということになる。「耳の記憶は目の記憶よりも強い」といった実践的な方法が本書にはいろいろ書いてある。これを読みながら自分自身のスキルアップに役立てれば言い訳で、和田秀樹氏の「大人のための勉強法」を読んで依頼の「目からうろこ」のリーフレット。池谷氏の書籍はこのほかにも多数読んだが、なぜか一般人の入手するような棚ではなく高校生向けの学習参考書の棚においてあったが、これは社会人にも非常に有用な内容なのでぜひともお勧め。
かなりいろいろな分野の書籍を読みますが、まずはビジネス関連書籍を中心に…なお個人的な☆印ですのであまり御参考にはなさらず…自分の好きな本を読んで好きなように活用していただく一助になればと思います。現在合計で2143冊の書籍についてアップロードしています_¢(0-0ヘ)。そろそろ「タグ」をまめにつけて整理していこうかな、と考えています。順不同ですがそのうちに分類基準を決めていきます【^_^】 「濫読」ではあるのですが、定期的に 1.民法・会社法 2.財務会計 3.近代経済学 4.流通・マーケティング 5.世界史関係 の書籍は読むようにしています。
2009年2月27日金曜日
隠れたロングかつベストセラー。そして脳の仕組みから効率的な勉強法を考えていく本としては定価714円のこの本がベストといえるだろう。これまで色々な脳関係の本を読んでいたが、この本にエッセンスが詰まっているため一部の書籍を除いて処分することにした。それぐらい短くて、しかも内容が濃い本である。脳の長期増強を図るには「繰り返し」しかないという断定が好ましい。つまり復習を何度もすることが最大の学習効果を得る手段ということになる。「耳の記憶は目の記憶よりも強い」といった実践的な方法が本書にはいろいろ書いてある。これを読みながら自分自身のスキルアップに役立てれば言い訳で、和田秀樹氏の「大人のための勉強法」を読んで依頼の「目からうろこ」のリーフレット。池谷氏の書籍はこのほかにも多数読んだが、なぜか一般人の入手するような棚ではなく高校生向けの学習参考書の棚においてあったが、これは社会人にも非常に有用な内容なのでぜひともお勧め。
株マフィアの闇~巨悪欲望の暗闘史~(大和書房)
三部作の第3巻だが、テーマは現在から明治時代までさかのぼり、東京証券取引所や大阪証券取引所の黎明期からの「株式取引」の有名人をたどる。「義侠の相場師」という今では考えられない存在のような岩本栄之助氏が鮮烈だ。「カラ売り」とはいわば手元にはない株式を他人から借りるなどして「売る」。そうすると市場に株式があふれでて株価は下がるが、株価が下がったところで買い戻して持ち主に株式を返却、自分はリザヤを稼ぐという方式だ。岩本氏は義侠の相場をはっていたが、このカラ売りを1916年の大戦相場にも貫いた。買い手の側は野村徳七商店。ページをめくるごとに息を呑むような展開だが、歴史が示すように勝者はすでに決定している。野村徳七は野村財閥の基礎を固め、現在のりそな銀行、野村ホールディングスにつながるグループ構築を進めていく…。現在の話も多少まじっているが、歴史的に取引所の取引や相場師を特集するというのは非常に面白い。経済の本というよりもむしろ生きた人間の姿を描いた歴史本といった感じだろうか。
2009年2月26日木曜日
あぁ監督~名将・奇将・珍将~(角川書店)
この本を読んで意外に思ったのは、楽天の野村監督が想像以上に中日の落合監督を高く評価していることだった。もともと捕手出身の野村監督と打者出身の落合監督で共通点がどれだけあるのか不可思議だったが、お二人で野球談義をされることもあったらしい。選手・オーナー・ファンの3つの敵を想定してチーム作りを進めるというノムラ・スタイルは、最近の著書になればなるほど色濃くにじみ出てきている。「ここまで書いていいのだろうか」と首をひねりたくなるほどの直言が並ぶが、三原監督や水原監督など歴史的な名監督とその影響を受けた次世代の監督を比較するなど、こうした歴史的な時間軸で監督論を展開できるのはやはり野村克也氏ぐらいになってしまったのだろう。また「監督は言葉をもて」というフレーズが非常に心に残る。見えない、語りにくい経験談をいかに「面白く言い換えていくか」に苦労した人ならではの名言だ。野球はそもそもスポーツなのだからそれを言語化するのは難しい。しかしその難しさにあえて挑戦して選手に「理解」「納得」させていくのにはやはり「言語」が不可欠なのだ。
一つの分野をきわめた男は他の分野にも秀でたものを持つという。おそらく中小企業の社長や経営者にとって野村氏の語る内容がかなり実践的に聞こえるというのはやはり限定された人材の中でいかに生産効率をあげていくべきか…といった発想と通じる面があるからだろう。
2009年2月25日水曜日
頭がいい人、悪い人のパソコンの使い方(三笠書房)
よくあるショートカットの使い方などがコンパクトにまとまっている文庫本だが、だいたい7割ぐらいはすでに自分で実行していても3割はやはり知らなかったテクが掲載されている。「ネットの使い方」で差がつく…という指摘は2005年からかなりネット環境が変化した現在でも通じる法則ではないかと思う。特にマイクロソフトの25GBサイズのスカイドライブというサービスはかなり注目すべきで(当然この本には掲載されていないけれども)、サーバが天下のマイクロソフトだけに余計なバックアップ機能でさらに保存すべきデータ容量が増加するよりもスカイドライブにアップロードしてしまったファイルはむしろ削除してパソコンからなくしてしまうということもできる。おそらくよほどプライバシーに重要なデータ以外はウェブやネットのフォルダにあげてしまい、必要なときだけダウンロードするという方法がこれから主流になるのではなかろうか。物理的に何百GBのHDDがあっても壊れたらそれまでだが、サーバに記録されているデータはミラーリングそのほかで相当厳重に保管されているはず。個別のパソコンの能力に期待するよりも、ネットワークのサービスを信頼するほうがよほど効率的な時代に入ってきたと思う。エッセンスは今なお通じる貴重な法則が掲載されているのは嬉しい文庫本。
平成ジャングル探検(講談社)
著者:鹿島茂 出版社:講談社 発行年:2007年 評価:☆☆☆☆☆表紙にうつる怪しいサングラスの強面の男…この方がれっきとしたフランス文学者であり大学教授でもある鹿島茂氏。大学教授という制約もあってデータマンや編集者とともに探検隊を組織して大都会の12の闇を探検していく。坂口安吾の「東京ジャングル探検」の平成バージョンだが文庫本のあとがきに著者自身が書いておられるようにすでに「古書」「資料」という扱いにならざるをえない部分もある。しかし上野駅周辺についての分析はかなり鋭い。「なんとなくクリスタル」の主人公がそのまま生きていれば「43歳」(2009年現在であれば50歳)。かつての価値体系や教養体系が崩壊した今…という設定で上野という街を分析するのだが、「柏在住ブランド主婦」という切り口で上野という町をきりとるその「技」が素晴らしい。「年齢はへてもアーベインな生活志向」ということでそれが上野という街に結びつく…というわけだが、一つの街の歴史をこれだけ多角的に分析できる著者の力量はすさまじい。そのほかに赤坂、新宿、錦糸町、浅草、吉祥寺などが題材としてとりあげられている。面白い。
2009年2月24日火曜日
サラ金嬢の内緒話(講談社)
いわゆる消費者金融の「営業」の場合、新規開拓は本当にティッシュ配りだけなのだろうか…と常々疑問に思っていたが、この本を読んで謎が解消。追加融資に再利用のお勧めという営業開発戦略がメインで、さらにティッシュ配りも場所の地図や電話番号を咄嗟に利用者に知らせる役目があることを知る。あまり消費者金融のティッシュなどは個人的には受け取りたくないのだがその苦労話も書いてあり、同情できる部分も…。予想以上に店舗の面積は狭いのだが、ブラック情報やホワイト情報など情報管理についてはやはり厳しい。個人情報保護法が施行される前から「消費者金融では情報管理が命」と著者は書いており、ライバル会社との競争戦略に個人情報がかかせないことをうかがわせる。団体信用保険や「融資禁止の職種」など入社したての「若手」が書いたとは思えないほどの業界入門の書籍。健康保険証のどこをチェックするのかなど融資のチェックポイントも教えてくれる。おしむらくは2006年の発行なので最近の貸金業規正法改正には対応していないことだがエッセンスは今でも十分通じるものだろう。
「みんなの意見」は案外正しい(角川書店)
スペースシャトルが墜落したとき、いかなるまだ検証もされていないうちに何某企業の株価が下落しはじめた…。そんな実話から始まる「みんなの意見」の正しさと危うさについて語られる書籍。集合知をいかに活用させるか、そしてその前提は何かについて細かく検証し、一人の専門家よりも多様な素人の検証のほうが的確なケースがある場合が多いことを紹介。専門家ではなく大衆の集合知でだいたいの真実をつかみとることの重要性を本書は説く。そしてそれは民主主義制度がいかに機能していくか…というテーマにも発展していくのだが非常に面白い書籍だ。
274ページでは景気の問題について争点となっている選挙でも選挙民は自己の利益よりもイデオロギーを優先させるという投票行動を分析。議会制民主主義についても「正しい意思決定を下せる人間を選べるかどうか」ということを重視すべき、ということでビジネス書としても心理学としても、また社会学の書籍としてとらえることもできるだろう。定価1,600円でこの内容は「買い」である。
登録:
投稿 (Atom)